認知症のケア~感情~
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認知症患者は認知能力・知的能力に問題が生じているものですが、人間的な感情は最後までもっています。
しかし、そうした人間的な感情も刺激することがなければだんだんと衰えていってしまうのです。
したがって、ケアにあたるときには視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚など、人間のもつあらゆる感覚を刺激することが大切です。
それも、毎日のケアのなかで、自然とそうした刺激が伝わることがベストだといえるでしょう。
たとえば、生活空間のなかに花を飾ることも一つの方法です。
視覚だけでなく、花であれば嗅覚の刺激にもなります。
また、身体を洗うときには全身を丁寧に洗いながらマッサージすれば触覚が刺激されることになります。
音楽鑑賞を薦めることで聴覚を刺激するのもよいでしょう。
こうした日々の積み重ねをするのとしないのでは、患者さんの精神状態に大きな差が生まれてきます。
家族の問題も重要です。
家庭のなかで問題をかかえていると、患者さんの精神状態に悪影響が及びます。
ただでさえ問題解決能力の弱っている患者さんですから、家庭のなかで問題が生じることが多いのです。
家族の一員であればなおさら、第三者の立場ならできる限り、家庭内のトラブルを患者さんの代わりに積極的に解消してあげるようにしましょう。
家族との円満なコミュニケーションがとれている場合は、それだけで精神状態がかなり落ち着く場合も見られます。
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