認知症患者と不安感
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一度認知症になると、さまざまな弊害が起こります。
そのとき、患者は認知症そのものによる弊害だけでなく、認知症によってさまざまな能力が失われたことによる二次的な問題が生じるケースが多く見られます。
たとえば、普通の人でも散歩にでかけて道に迷ってしまったら、そのときは大変な不安になるでしょう。
あるいは、自分から電話をかけたのに相手がでた瞬間に、用件をすっかり忘れてしまえば、それだけで自分自身に対する信頼は失われてしまうことでしょう。
こんな風に、当たり前のようにできていたことができなくなるだけで、自分はどうしてしまったのかと、人は不安になるものです。
また、認知症の人は、さらに症状が進んでこのままでは自分がおかしくなってしまうのではないかという強い不安にさいなまれることになります。
認知症の人は、同じことを何度も確認したり、人にたずねることがあります。
これは実際に忘れてしまっている場合もありますが、忘れないように不安に思って何度も確認している場合もあるのです。
こうして、認知症になると何事にも自信が持てなくなってきます。
そして、こうした傾向が強くなると身近な人を頼りにし自分一人では何もできなくなっていってしまうのです。
必要以上にパートナーにつきまとったり、不安が高じて異常な嫉妬を覚えることも少なくありません。
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