ニキビ 治療
市販薬でのニキビ治療
ニキビの治療をと考えると真っ先に浮かぶのはドラッグストアなどで販売されている市販のニキビ治療薬ではないでしょうか?
市販薬を使う場合には、病院を受診しなくて済むという手間が省ける上、ニキビなのだから病院にまで行かなくても大丈夫、と考えている人は多いと思われます。
実際、ニキビ治療の市販薬で、ニキビの症状の緩和や改善をすることは確かです。
ただしニキビ治療の市販薬を塗っても治らないといった経験がある人もいます。
それはニキビの症状が思っているよりも進行している場合か、ニキビ治療薬の中の成分が肌や体質に合っていないかのどちらかの場合です。
市販のニキビ治療薬の中には「硫黄」「サリチル酸」「レゾルシン」「イブプロフェンピコノール」「スルファジアジン」「酸化亜鉛」「ホモスルファミン」「ジフェンヒドラミン」「グリチルレチン酸」「エタノール」などの成分のいくつかをブレンドしている場合が多く、この含有成分の"副作用"によってはニキビの治療薬のはずが、肌にトラブルを起こしてしまう原因を作ってしまうことがあります。
市販のニキビ治療薬を試してみたいという人は、ドラッグストアに配属されている薬剤師の資格を持ったスタッフに相談してみることも大切です。
特に、ニキビや肌のトラブルや他の疾病で薬を服用している場合には自己判断で市販薬を購入せずに、薬剤師さんやかかりつけの病院にもニキビ治療薬についての相談をしてみてください。
ニキビの治療を皮膚科で行うには...
ニキビの治療では皮膚科を受診して、ニキビの程度を調べてもらったり、皮膚科や形成外科でニキビ跡の治療を行うことができます。
まずニキビの治療として皮膚科を訪れるなら、簡単なメモを作っておくととても便利です。
・いつ頃からニキビができたのか。
・痛みなどの症状が出てきた時期。
・いつも繰り返してしまう場所があるか。
本当に簡単なメモですが、聞きたいことやアレルギーの有無、既往症での薬の服用なども一緒に伝えておくと、皮膚科の医師もスムーズに治療への計画を立ててくれます。
また、赤ちゃんや幼い子供のニキビのような湿疹は、勝手に判断せずに必ず皮膚科を受診して、アレルギーやアトピーの検査をしておくと肌のケアも万全にすることができます。
ニキビの治療が終わった場合や、ニキビの跡で悩んでいるという人は、皮膚科か形成外科などを受診してみましょう。
この時も治療の時と同様にメモをまとめていくことや、どの程度までニキビ跡を治せるようになるかなどをしっかりと事前に訪ねておきましょう。
「レーザー治療」「ピーリング(ケミカルピーリング)」などでのニキビ跡治療では、一部保険適用外となる病院があるので、その点も注意して病院選びをしていくとよいでしょう。
ニキビの治療を病院で行うということは、ニキビの重傷度に関係なく個人の判断でチョイスできるとても有効な治療方法です。
但しニキビの治療の一環として処方薬を出された場合には、市販薬を同時に使わないようにするなどの注意も必要です。
ニキビの治療で処方薬とは
ニキビの治療を病院(皮膚科など)で開始すると、ほとんどの場合には服用するタイプが肌に塗布するタイプの薬を処方されると思います。
勿論、受診時に薬でのアレルギーなどがないかなどの問診や、場合によっては血液検査などもあるので、処方された薬は医師の指示通りに服用・塗布するようにしてください。
ただし薬にはどうしても「副作用」が出てしまうことがあります。
皮膚に関する「副作用」で一番多く見られるのが「ニキビには関係のないかゆみ」という副作用です。
処方薬を正しく使っていても、ちょっとしたかゆみ程度なら医師の指示通りしばらく様子を見ながら薬を使っていきましょう。
逆に激しいかゆみでかきむしってしまうような場合にはすぐに薬の使用をやめて再度受診をしてください。
また、インターネットでの薬の売買については規制される方向にありますが、個人の判断で処方薬の成分を調べて同じものを購入して使うということは大変危険です。
特に処方薬の中に含まれている「イソトレチノイン」という内服薬は胎児の奇形などを引き起こすなどの重度の危険を伴います。
また外用薬(塗布する薬)としても何種類かがインターネットでの個人売買ができるようなルートがありますが、「安価で薬を買って重度の副作用に苦しむ」か「きちんと処方をしてもらって安全な範囲でニキビの治療をする」か、よく考えてみてください。
処方薬を出されている場合には、よく使う風邪薬や頭痛薬などの市販薬を医師に伝えておくとより安全な処方をしてもらえます。
漢方薬でのニキビ治療は本当にできるのか?
ニキビの治療法では、化学的な物質から抽出した薬や、レーザー治療・ピーリング(ケミカルピールング)などを用いた治療方法がとても目立っていて話題にもなっています。
ニキビの治療法として上記のような方法を用いることは決して間違いではありません。
けれど何度も何度もニキビができてしまって困っているという人や、もっとナチュラルなニキビの治療方法はないのかと悩んでいる人、できてしまったヒキビだけを治療するのではなく「ニキビができにくい体質に改善できないか」と思っている人も多いのです。
そのようなナチュラルなニキビ治療や体質の改善をしてくれるのが「漢方薬」です。
漢方薬はドラッグストアなどにもサプリメントと共に並んでいることがありますが、できることなら漢方薬局へ相談に行って、漢方医とよく話し合うことをお薦めします。
何故なら、漢方薬局にいる漢方医はあなたの肌の色や話し方のクセ、ニキビとは直接関係のない体の不調などをすべて聞いた上で、数え切れないほどの漢方から症状に合わせての漢方薬を調剤してくれるということがあるからです。
つまり、あなた専用のニキビ治療と体質改善のための漢方薬を処方してくれるというわけです。
漢方という医学の立場からは「ニキビ」だけを診ることはまずありません。
体のバランスや食生活、生活習慣などをトータルに捉えてニキビの根本へ働きかけてニキビを治療し、体質の改善や体調不良までをひとつの流れとして捉えるという特徴があります。
この観点から考えていくと「漢方薬」でのニキビ治療には大きな可能性があると考えることができます。
ニキビ治療は、エステ? 病院?
ニキビの治療のひとつにエステサロンでの肌ケアがあります。
またエステでは、ニキビそのものの改善と共に、ニキビの予防やニキビ跡への処置などのトータルケアをしてくれるという利点があるので、人気も定着しつつあります。
エステサロンでは、まずカウンセリングという綿密な打ち合わせを経てから、必要に応じて検査などをし、それからニキビの治療やケアに入るので心配なことや質問はすべてメモしていくと聞き忘れることや疑問を抱えたままでの治療の不安がなくなります。
エステでのニキビ治療には「レーザー」や「ピーリング(ケミカルピーリング)」が代表的ですが、カウンセリングを通じて日々の食事内容や生活、運動量などへのアドバイスをしてくれることで、ニキビの予防などに役立つ情報もたくさんあるのが魅力的です。
但し気をつけたいのは、「エステは病院ではない」ということです。
「レーザー」や「ピーリング」は皮膚科や形成外科などでもニキビややけどなどの皮膚の治療に用いられますが、医療用の「レーザー」「ピーリング」に比べるとエステの機材は医療行為に当たらない程度にレベルを下げて設定されています。
「レーザー」「ピーリング」でのしっかりとしたニキビ治療や肌ケアを行いたいという場合には病院の方をお薦めします。
エステでのニキビ治療と肌ケアのメリットは、「ニキビを治す」という医療的な観点からの治療へのアプローチよりも「ニキビ肌を綺麗にする」という美容の立場からの丁寧なケアです。
自分のニキビをどちらの方向で治療したいのかをよく検討してみてください。
レーザーを使うニキビ治療とは
最近では「ニキビのレーザー治療」という言葉をよく耳にするようになりました。
実際にニキビのレーザー治療を受けることができるのは、皮膚科・形成外科などの医療機関と、エステサロンになります。
この二箇所の差は、皮膚科・形成外科は医療行為としての「レーザ」を使ってのニキビ治療ができること。
エステサロンではあくまで"美容のため"という範囲での医療行為に当たらない「レーザー」のケアということが最も大きな違いとなります。
医療機関よりもエステサロンの方が、安全性や医療に関する法律の規制から「レーザー」の照射率を低く設定していることが特徴です。
この場合の「ニキビのレーザー治療・ケア」は、ニキビそのものの治療というよりも、ニキビ跡を除去するという治療に重点が置かれています。
酷いニキビで痛みや炎症を伴う場合にはまず医療機関での受診と適切なニキビ治療を行い、経過を見ながら必要に応じて「レーザー治療」を取り入れていくという計画を医師と患者の話し合いなどを通じてきめていくことができます。
エステサロンでは事前のカウンセリングで、希望しなければ「レーザー治療・ケア」の項目が省かれてしまうこともあるので、慎重に事前カウンセリングでの「ニキビのレーザー治療・ケア」についての説明などをしてもらうようにしましょう。
ニキビのレーザー治療そのものは、照射するレーザーの強弱はありますが、原理として"紫外線"をカットした"赤外線"でのレーザー照射となるので、人体に深刻なダメージが起きることは非常に少ない方法です。
ピーリングでのニキビ治療とは
ピーリング(ケミカルピーリング)というニキビの治療方法も広く知られるようになってきました。
ドラッグストアなどでも「ピーリング剤」としてフルーツに含まれている酸を活かした商品が多く見かけられるようになりました。
このピーリングでのニキビの治療は、従来のニキビの治療法とは別の観点からのアプローチをします。
以前はとにかく清潔に、化膿しないようにという治療方法だったのですが、ピーリングではニキビ治療へもう一歩踏み込んだ形の治療を行います。
できてしまっているニキビには刺激や無理に剥がし取るような乱暴な処置はせず、ニキビの原因となっている肌の痰ーンオーバーや新陳代謝をスムーズに行うことができるように、溜まってしまった古い角質や毛穴に詰まってしまいそうな皮脂汚れをスッキリと除去するというものです。
ピーリングでのニキビ治療を受ける際に気をつけたいことは、ピーリング剤には強い酸性の液体や薬を使っての治療となることです。
市販されているピーリング剤にはそれほど強い酸性のものは配合されていませんが、病院やエステサロンなどでのピーリングには、かなり強い酸性の薬剤や液体を用いるため、ピーリングでのニキビ治療が開始される前に、医師や担当のエステティシャンと綿密な打ち合わせや、ひつように応じてパッチテストなどを行うような慎重さを持っておくことが大切です。
折角のニキビ治療でのピーリングで肌をぼろぼろにしないためにも注意しながらニキビのピーリング治療を受けるようにしてみてください。
